食事

多汗症の治療方法の一つとして食事療法があります。
食事をして口から入った食べ物は消化吸収された後、
肝臓でエネルギーに変えられることで熱を発生し、体温を上昇させます。
そのため、脂肪成分を多く含む肉類や油脂分が多い揚げ物、チーズ、バター、
唐辛子などの香辛料は、汗腺を強く刺激して働きを活発にさせます。
その結果、汗をかきやすくなり、多汗症の原因となります。

最近の日本人の食事は欧米化の傾向があり、肉類や乳製品を撮ることが多くなってきています。
多汗症の方はなるべく和食を心がけるなどして、肉類や揚げ物などを控えるのも一つの手段です。
ただし、食事はバランスが重要です。
「肉類は絶対食べない」など偏った食事は避けるように注意してください。
多汗症を直接止めるわけではありませんが、食生活を見直してみることも
治療の一つとして考えてみると良いでしょう。

日頃の食生活は、多汗症にとって、重要なカギを握るものです。
「食生活を改善する」ことは、「体質を改善する」こととも言われています。